漠然とブログを始めたいと思っているけど、何を書けばいいのかわからない、ずっと続けられるか自信がない、と感じている人も多いのではないでしょうか?
ここでは、ブログを始めるにあたって、最初にしっかりと決めておきたいブログのスタイルについて記載していきます。
ブログのスタイルが決まれば、必然的にそのブログに書く内容の方向性も決まります。これを読めば「さっさとブログをはじめよう!」とワクワクするはず。
チャント続けられるのかどうか?
読んでくれる人がいるのかどうか?
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ブログは2つに分類される
どんなタイプのブログであっても、大きく特化型ブログと雑記型ブログの2つに分類することが可能です。
特化型ブログの特徴
1つの物事をテーマにして、それについてひたすら書き綴るブログ。例えば、英語学習ブログでは英語の勉強に関することばかりを書いていき、いきなりダイエットについて書いたりすることはありません。
雑記型ブログの特徴
特にテーマを決めることなく、書きたいことを書いていくスタイルのブログ。1つのブログ内に、英語学習、ダイエット、料理、旅行など、様々なジャンルの記事が掲載されます。
特化型ブログとは?
1つのことに絞って書いているブログなので、専門性が高まり収益化しやすいタイプではあるものの、最初のテーマ選びが非常に重要になってきます。
特化型ブログの3つのメリット
- 信頼度が高まりコアなファンがつく
- たくさんのページを見てもらえる
- 収益化しやすい
ファンを獲得しやすい
例えば、英語学習サイトの読者の大半は、英語に興味のある人たち。
「これは英語でなんて言うんだろう?」「なんかいい表現ないかな?」とネット検索した結果、そのサイトにたどり着くことになるでしょう。
知らない情報がたくさん載っている英語学習サイトであれば、英語を勉強したい読者にとって魅力的なものであり、定期的にサイトを訪れてくれる読者を獲得しやすくなります。
PV数が高まる
書かれている内容が読者にとって有益なものであれば、読者はそのサイトをじっくりと見るはず。
読者は英語に興味があるため「他の記事にはどのようなことが書かれているんだろう?」となり、1度の訪問で、たくさんのページを見てもらえる可能性が高まります。
収益化が容易
英語学習に特化したブログは、英語を勉強したい読者が集まるサイトなので、そこで英語の教材や英語の学習方法などの販売をすると、普通に売るよりも購入者の割合が高くなります。
サイトの入り口を狭くしている分、中に入った人ほとんどが購入対象者となり得るのです。
特化型ブログの3つのデメリット
- 知識や体験が必要
- 流行りに流されやすい
- ジャンルを慎重に選ぶ必要がある
自分でも知識を付ける必要がある
英語学習サイトを始めたいのであれば、英語の知識は最低限必須。英語の知識がゼロの場合、有益な情報を発信するのは難しいからです。
しかし、TOEIC 900点以上の人じゃなければ作っても意味がないというわけではありません。英語学習を始めたばかりの人がTOEIC 900点を目指すというスタイルでブログを始めるのもあり。
その分野で結果を出しているに越したことはないですし、そっちの方が成果も出やすいでしょう。しかし、必ずしも専門家でなければならない、ということはないのです。
流行りに左右されやすい
新型コロナウイルスで海外旅行に行けなくなったため、海外旅行に特化したサイトの需要は一時的に壊滅状態でした。1つのことに特化している分、その土台が崩されると一気に急降下します。
一時的に流行っている物事のブログを作っても、ブームが去ったら見向きもされなくなるので気を付けましょう。
ジャンル選びが重要
現地に住む日本人が15人ほどしかいないギニアで、『ギニア生活ブログ』を日本語ではじめても、読者はその15人と、観光で訪れるかもしれない日本人のみです。
もちろん、好きだから書いているのであれば、全く問題はありません。しかし、より多くの人に見てもらいたい、できれば収益を上げたい、と考えているなら、ジャンル選びは非常に重要になってきます。
特化型ブログの例
タイ語学習特化型サイト:タイ語のメモ帳
タイ語の単語の意味や言い回しなどを紹介する、タイ語学習の特化型ブログ。タイ語に興味のある人しか見ないため、コアなファンを獲得しやすい。必然的に、サイト経由でタイ語の教材などが売れやすくなる。
ベトナム観光・生活に特化したブログ:ベトナムリアルガイド
ホーチミンを拠点とするブロガーによる特化型ブログ。ベトナム観光情報やベトナムでの生活が知りたい人なら目を通すため、そこから通訳、ガイド、代行購入などの仕事が舞い込んできやすくなる(ちょっとグレーですが)。
マンションの売却特化型ブログ:マンション売却体験記
不動産というジャンルの中でも、マンションの売却に特化したブログ。マンションを売却したい人以外には参考にならないが、当人には役立つ情報が盛りだくさん。需要は少ないものの、単価が高いため1件当たりの収益も高い。
なお、
- 会社で行うブログ
- ECサイトなどが運営するブログ
- 個人事業主が運営するブログ
なども特化型ブログ。農園を営む会社が、ブログで栽培過程の説明、農耕技術の紹介などをすれば、自身の農産物の知名度、信頼度がアップするため大きなメリットがあります。
また、ジャンルを絞ったアフィリエイトサイトも特化型。お茶のアフィリエイトサイトでは、お茶の種類、効用、メリットなどを複数のページにわたって紹介し、最終的に商品購入につなげたりします。
雑記型ブログとは?
特化型ブログとは違い、テーマに絞られず続けていくことができる分、ありきたりなサイトが出来上がってしまう可能性も高いです。
雑記型ブログの3つのメリット
- 日常生活すべてをネタにできる
- 方向転換しやすい
- 日本語で検索する人が全員ターゲットになる
ブログのネタが尽きることがない
何を書いてもいいので、
- 今日食べた料理
- 京都に観光に行った話
- ダイエットにチャレンジ
など、あらゆることを1つのブログに集約することができます。
誰もが生きているだけで何かをしていますし、それを発信するだけならネタが尽きることはないでしょう。
方向転換しやすい
その時その時でトレンドとなっている話題を、次々に取り入れることが可能です。
仮想通貨が流行ったから今後2か月は仮想通貨系の記事を書く、新型コロナウイルスが騒がれているから落ち着くまではコロナ関係の記事を書こう、と自由にジャンルを選べるのは大きなメリット。
逆に、英語に特化したブログにいきなりコロナウイルスの記事が出たら、普通におかしいですね。
日本語で検索する人全員がターゲットになる
タイ語学習に特化したサイトは、タイ語学習者しかターゲットになりません。タイへの観光客を含めたとしても、日本の人口の数パーセントしかそのサイトを見ません。
逆に言えば、タイと関わりのない日本人の90パーセント以上にとっては、そのサイトには何の価値もないということになります。
その点、雑記サイトは、あらゆるジャンルに手を延ばすことができるため、日本人のネット使用者全員をターゲットにおいて文章を書くことができるのです。
雑記型ブログの3つのデメリット
- 特徴のないブログになりがち
- すぐに成果が出にくい
- 権威性が乏しくなる
特徴のないブログになりがち
ブログ自体が有名になれば、他のブログとの差別化は可能。
しかし、誰もが気軽に自分のサイトを持つことができる昨今、工夫しないと差別化を図るのは難しいです。結果的に、誰にも読まれない個人日記となってしまう可能性も。
すぐに成果が出にくい
英語学習者が、たまたま英語関係の記事を見てくれたとしても、そのサイトは他にも料理のことやダイエットのことが書かれています。そうなった場合、その人が定期的にブログを見てくれるファンになるとは言い難いです。
しかし、ある程度ジャンルを絞れば、ファンはつきやすくなります。例えば、「収納術」「節約」「育児」などのジャンルに絞って書けば、主婦層が見に来るブログになるでしょう。
信頼性に乏しくなる
- 英語をひたすら勉強している人が書く英語学習者用の特化型ブログ
- 料理や美容の記事を書く片手間で英語に関する記事も書く雑記型ブログ
英語を勉強したい人にとって、どちらの方が信頼性が高いでしょうか?
1番の方が信頼性が高くなるのは一目瞭然で、2つのサイトが英語に関して同じレベルの有益情報を発信していたとしても、選ばれやすいのは1番なのです。
なぜなら、英語に特化しているということで、英語学習者からは共感を持たれやすいから。
雑記型ブログの例
複数のライターがいるため、正確には個人ブログではないですが、ジャンルにとらわれず、あらゆる物事を書いたサイト。ジャンルに統一感がないものの、更新頻度の高さや面白さなどでコアなファンを獲得している。
代表的な雑記型の形式は以下の通り。
- トレンド系サイト
- ニュースまとめサイト
- 芸能人の日記
多数のライターを抱える法人が運営するサイト、元々知名度の高い有名人による日記は、個人ブログで太刀打ちできないものも多いです。
結局どっちがいいの?
結論を言うと、「どっちでもいい」です。どんなブログにしたとしても、最終的にはその筆者の好きなものや、今までの経験、体験などが重要になってくるからです。
続けられそうなのはどっち?
個人的なおすすめとしては、特化型から初めて徐々に範囲を広げていくです。
1つのジャンルについて書いていれば、その分野の専門家だと見なされて検索順位も上がりやすくなります。そして、サイトが少し認知されたあたりでジャンルを増やす感じです。
しかし、雑記型ブログとして様々なジャンルで記事を書いていき、伸びそうなジャンルがあったり書きやすいジャンルを見つけたりできたら、少しずつ特化型に移行していくのもあり。
つまり、無理なく続けられるのであれば、とりあえずはどっちでも大丈夫です。
なお、ジャンル選びには以下を意識してみましょう。
- 自分の好きなこと
- 今まで体験したこと
この2つを突き詰めれば、自然と書きたい内容が浮かび上がり、続けられるかもしれないという自信がわいてくるはず。
自分の好きなことは?
筋トレが趣味だという人は、筋トレの知識をさらに深くつけて、それを人に教えられるような特化型ブログを作るのもいいでしょう。
筋トレ以外に、健康食品にも興味があるなら、健康ブログというような枠組みで考え、トレーニングと食生活について発信していくのもありです。
日々の生活で、何をしている時が幸せか、習慣的にやっている行動は何か、などを考えてみましょう。
今まで体験してきたものは?
私は学生時代にバックパッカーとして、様々な国を貧乏旅行しました。旅行中にはバックパッカーの友人がたくさんでき、世の中バックパッカーだらけだと感じたものです。
しかし、日本人全体を見ると、バックパッカー経験のある人は、ほんのわずか。十分に武器にできる体験です。
自分にはそんなものない!と言い切る人もいるかもしれません。しかし、自分の日々の行動や趣味を考えてみると、ネタは意外と転がっているもの。
- 営業マンが結果を出せずに試行錯誤するブログ
- 引きこもりの人が心情を赤裸々に綴る日記ブログ
- 田舎の自給自足暮らしで苦労したブログ
こんな感じですかね。
営業職につく人は、周りにも営業職が多いため、営業ブログなんてみんなやってるだろうと思いがち。しかし、試行錯誤の体験は多くの人の共感を呼んで、人気ブロガーになる可能性もあります。
とりあえずやってみるのが最も重要
自分の好きなことや自分だけの体験談が明確な人は、ある程度ブログの方向性を決めることができたのではないでしょうか?
いつかブログをやりたいと思っていたのなら、とりあえず始めてみましょう。
失敗したら嫌だなぁ。。。と考える気持ちはわかりますが、安く済ませようと思ったら、出費は1か月あたり数百円で済みます。しかしチャンスは無限大。まずは行動してみましょう!
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