海外移住に、絶対に英語が必要というわけではありません。
しかし、最低限の英語は覚えておいた方が生活がスムーズになります。
私の場合は、タイに10年住む中で、英語ではなくタイ語を身につけ生活が非常に楽になりました。
英語は全ての言語の基本になるので、覚えておいて損はありません。
今回は、海外移住を考えている人のために、
- これだけは覚えた方がいい定番の英語
- 無料で英会話を学ぶ方法
- 英語が不要な翻訳機の比較
を紹介していきます。
シチュエーションごとの定番英語は覚えた方がいい
冒頭で述べたように、英語が一切喋れなくても、海外に住むことは可能。
しかし、個人的には英語が全く話せないのは、ちょっと問題だと思っています。
例えば、私はイスラエル入国時にいきなり機関銃を向けられ、腰に巻いた長袖を指しながらOpen slowly(ゆっくり開けろ)と言われました。
長袖の下に爆弾が入っているかもしれないから、その確認だと言われましたが、Open slowlyがわからずに逃げ出していたら撃たれたかもしれません。
海外移住先に、そんな物騒な国を選ぶ人は少ないと思います。
しかし、コミュニケーションの基本である英語ができないと、あらゆることで話が進みません。
住みたいと思っている国に実際に居住する前に、まずは数週間~数か月をその国でお試しで過ごすのが普通です。
ここでは、とりあえずその時に現地で必ず使うことになる英語を、シチュエーションごとにまとめました。
- 空港の英語
- 両替の英語
- 移動の英語
- ホテルの英語
具体的には、これらを紹介していきます。
空港の英語
空港では、必ず入国審査が行われます。そして、入国審査では軽く会話をすることがあります。
係員:What’s the purpose of your visit? ⇒ 滞在目的は何ですか?
あなた:Sightseeing ⇒ 観光です
係員:How long will you be in the country? ⇒ どれくらい滞在しますか?
あなた:Three weeks ⇒ 3週間です
係員:Where will you stay? ⇒ どこに滞在しますか?
あなた:Shangri-La Hotel ⇒ シャングリラ ホテルです
もちろん、係員によっては全く話をせずに入国スタンプを押す人もいます。
逆に、色々聞いてくる人もいます。
最低でも、Sightseeingくらいは答えられるようにしておきましょう。
両替の英語
現地で現地の通貨に両替するだけなら、日本円を出すだけで会話なしで両替が完了します。
また、そもそも国際クレジットカードやキャッシュカードを使うのであれば、この会話は必要ないでしょう。
しかし、両替所の場所を聞いたり、係員に要望を出したりしたい時には、以下の英語が使えます。
Where is the money exchange? ⇒ 両替所はどこですか?
Money exchange, please ⇒ 両替してください
Could you break this 100-dollar into 20s? ⇒ 100ドルを20ドルに崩してもらえますか?
お金を細かくすると言うにはbreak ~ into・・・を使います。
1万円札で100円のガムを買うのに、ちょっと悪いと感じる人もいるかと思います。
そもそも外国では、高額紙幣で安いものを買うと、お釣りがない!と言われることも。。。
高額紙幣ばかりで来たときは、最後のセリフを使ってみましょう。
タクシー移動の英語
公共の交通機関を利用して移動する場合は、会話がなくても困りません。
しかし、タクシーを使う場合は必ず会話が必要。
これくらいは覚えておきましょう。
I’m going to Marriott Hotel ⇒ マリオットホテルまで行きます
Can you open the trunk for me? ⇒ トランクを開けてもらえますか?
How long does it take? ⇒ どれくらいの時間かかりますか?
Could you turn on the meter ⇒ メーターを付けてもらえますか?
Can I have the change ⇒ お釣りをもらえますか?
なお、ブロークンイングリッシュでも十分に通じます。
- go to Marriott Hotel please
- trunk please
- meter please!
要は通じればいいので、これでも大丈夫。
ホテルの英語
とりあえず、トラブルが起こらない想定でチェックインで使いそうな基本的な英語だけ。
Check in please, This is my passport ⇒ チェックインします。パスポートです。
Which floor is this room? ⇒ この部屋は何階ですか?
Where can I have breakfast? ⇒ 朝食の場所はどこですか?
海外移住でずっとホテル暮らしをするという人もいるかもしれません。
しかし、通常は現地にコンドミニアムなどを購入して、または借りて住むことになります。
ただし、移住する前提でいきなり購入してしまうのではなく、まずは数か月ホテル生活し、本当にこの国に住んでもいいのかを見極めることをおすすめします。
買ってしまってから、やっぱり海外移住は無理だ。。。となったら、かなり面倒ですからね。
無料オンライン英会話で生の英語を学ぶ方法
英語が全く喋れない人は、まずは日本で軽くならしてから海外に出るのがおすすめ。
最近は、無料体験のオンラインレッスンが受けられる英会話教室も増えてきているので、昔と比べると気軽に英語が学べます。
例えば、以下の3つの英会話学校では、無料で体験学習が可能です。
本で勉強するのもいいですが、現地では筆談ではなく、英語を使って会話をすることになります。
事前に生の英語を聞いておけば、海外に出た後もすんなりと適応できるはずです。
もっと深く会話したい人のための万能翻訳機
- 英語は全く分からないけど早く海外に行きたい
- ある程度喋れるけど、もう少し深い会話を楽しみたい
というような人におすすめなのが、数か国語に翻訳してくれる翻訳機。
代表的なのは以下の2機になります。
代表的な特徴をまとめるとこんな感じです。
名称 | ポケトークW | eTalk5(イートーク5) |
対応言語 | 74言語 | 73言語 |
グローバル通信対応国 | 133の国と地域 | 143か国 |
ネット接続 | 必要 | 一部オフラインで利用が可 |
グローバルSIMの通信料 | 通信料なし(ソースネクストが負担) | チャージ手続が必要 |
英語はもちろん、様々な国の言語が翻訳可能。
英語圏じゃない国に行った場合も、現地の言葉に翻訳できるので、非常に便利です。
イートーク5の特徴
写真を撮って翻訳できる機能が人気ですが、チャット機能も使い勝手が良いと好評です。
また、飛行機内などの電波がないところでも、オフラインで翻訳できるところが優れています。
一応10万秒程度(約28時間弱)はチャージ不要で利用が可能。
ただし、具体的に何ギガ使えるのかがわからないので、それなら後述するポケトークの方がいいかもしれません。
ポケトークWの特徴
最大の特徴は、グローバルSIMのチャージをしなくても良いという点。
133の国と地域でそのまま使えるため、本体を購入しさえすれば、契約や通信料といった心配なく2年間使い放題です。
現地に2年もいると、知らず知らずのうちに現地の言葉をしゃべれるようになるはずなので、その後は翻訳機のお世話になる必要もなくなるはず。
なお、ネットがない環境であっても、履歴を再生することは可能。
海外移住前に英語ができた方が便利
今回の内容をまとめると、
- 海外移住するなら英語はできた方がいい
- 現在は無料でも英語学習の体験が可能
- 英語が本当に苦手なら翻訳機もあり
こんな感じになります。
英語が全くできないからといって、海外移住が不可能というわけではありません。
しかし、現地での生活をスムーズにするために、またトラブルを最小限に減らすためには、やはりそれなりの英語は必須。
まずは、無料体験をしてみましょう。
そして、海外移住先でさらに楽しく生活を送るために、まずは翻訳機頼ってみるのもありです。
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