海外旅行で現地に到着してから
「しまった!あれ忘れた」
「そんなはずじゃなかったのに。。。」
と失敗してしまう人は非常に多いです。
このページでは、海外旅行に出かける前、もしくはチケットを予約する前にチェックするべき5つの項目を紹介。
- ビザ(査証)の要不要
- 現地の祝祭日
- 現地のタブー
- 電圧とプラグ
- ネット環境
私は元バックパッカーで、現在はタイをベースに年間3回ほど海外旅行に出かけます。
過去に何度も失敗や後悔を繰り返し、最終的にこの5つを徹底すれば後悔しないことに気づきました。
このページで紹介することをやっておくだけで、海外での後悔が大幅に少なくなるはずです。
ビザ(査証)の要不要をチェック
日本のパスポートは世界的に見ると非常に優秀です。
日本のパスポートを持っていれば、ビザなしで入国できる国が190か国あり、その数は世界一多いから。
要するに、ほとんどの国がビザなしで入国可能なのですが、そのせいで、たまにビザが必要な国に旅行をすることになるとトラブルになる可能性も。
ビザを忘れたらどうなる?
飛行機で現地に向かう場合は、出発前の空港でビザの有無を確認され、ない場合は搭乗できません。
そのフライトはキャンセル扱いになり、最悪旅行自体がなくなります。
なお、国によってはアライバルビザ(現地の空港で取得するビザ)を取得することも可能。
過去に私はエジプトのカイロ空港でアライバルビザを取得しましたが、めちゃくちゃ混んでて数時間待ったことがあります。
現地でビザがとれる国だったとしても、貴重な旅行の時間が無駄になることを考えると、事前に取得しておいた方がいいという考え方もできますね。
ビザが必要な国とは?
日本人の渡航の渡航が多く、かつビザが必要な国をまとめました。
- アメリカ(ESTA(エスタ)の取得)
- カナダ(eTA(イータ)の登録)
- オーストラリア(ETAS(イータス)の取得)
- カンボジア(要ビザ)
- インド(要ビザ)
- ネパール(要ビザ)
- ロシア(要ビザ)
- エジプト(要ビザ)
- ブラジル(要ビザ)
カンボジアやエジプトは空港で取れますが、ロシアはビザの申請から受け取りまでに2週間くらいかかります。
事前に取得する場合は、数日間かかるのが基本なので、できるだけ早めに用意しておきましょう。
現地の祝祭日をチェック
日本では、お盆やゴールデンウイークに多くの日本人が国内旅行をするため、ホテルなどの値段が高騰します。
しかし、お盆にアメリカに出かけたとしても、何の影響もありません。それは、アメリカにはお盆がないから。
海外旅行に行くときには、それと逆のことが起こり得るため、旅行を予定する段階で、現地の祝祭日やイベントを事前に調べておくのが鉄則です。
タイミングが悪いと、楽しみにしていた旅行が台無しに。。。
主な例を挙げていきます。
- イスラム教の断食期間
- タイの禁酒日
- 中国・ベトナムの旧正月
イスラム国のラマダンは大変
イスラム教の国では、毎年1か月ほど、ラマダンという断食期間が設けられます。
イスラム教徒以外は関係ないですが、日中は開いている飲食店が少なくなるので、現地で美味しいものを食べたい旅行者にも大きな影響を与えます。
ラマダンの期間は毎年固定ではないため、イスラム国に行く場合は絶対に事前に調べておきましょう。
身近なイスラム国
- マレーシア
- インドネシア
また、ラマダンが明けてから数日間はイード・アル・フィトルというお祭り休暇があるので、そっちも気を付けましょう。
タイは禁酒日を考えて渡航
ナイトライフを楽しむために、タイを訪れる人も多いです。
しかし、タイでは仏教の祭日になると、一般の飲食店やスーパー、コンビニではお酒が買えなくなります。
夜のお店も全て閉鎖されるため、それ目的でタイを訪れる人にとっては、何のためにタイに行ったのかがわからなくなることも。
週末を使って気軽に訪れることのできる国ですが、禁酒日で丸一日つぶれてしまってはもったいないので、チケットを取る前に必ずチェックしておきましょう。
旧正月の旅行は控えた方がいいかも
中国では毎年1月、2月辺りに、春節(旧正月)と呼ばれる1週間ほどの長い休みがあります。
日本でいうお盆やゴールデンウイークのような休みで国民が一斉に休暇を過ごしますが、14億人の休みとなると規模が違います。
世界中の空港や観光地が中国人であふれ、正直まともに観光するのは不可能。
大学生の春休みの時期とかぶる年もあるので、必ず事前にチェックしておきましょう。
なお、この時期は中国だけでなく、ベトナムも同じくテトと呼ばれる旧正月。
私はテト期間にベトナムのダラットという観光地を訪れ、普段は2000円くらいのボロホテルに1万円出して泊まった上、タクシーをチャーターしたのに渋滞がすごくて満喫できませんでした。
個人的にも、旧正月には二度と旅行に行きたくないです。
現地のタブーをチェック
国が変われば、文化や宗教の違いから、日本では当たり前の行動がタブー視されることも。
例えば、日本ではお茶づけを食べるときに、器を持って音を立てながらすするのが美味しい食べ方だとされています。
ところが、音を出すのは下品だと考える国が多いですし、器を持つことさえ行儀が悪いと見なす国も少なくありません。
そのレベルであれば、日本人はマナーが悪い、さすが日本人は駄目だなぁ、などと思われるだけ。
しかし種類によっては、罰金、投獄、強制送還、入国拒否などになる可能性もあるので、渡航先のタブーは絶対に知っておくべきです。
トラブルになりがちなタブー
例えば、この辺りは有名ですね。
- シンガポール:ガムの持ち込み禁止
- タイ:国王の悪口は投獄
- ネパール:国中でほぼ禁煙(一部可)
私はヨルダンで女性の写真を撮ったら、それまで仲良くしゃべっていた旦那さんがいきなり激怒してびっくりしました。
イスラム圏では、女性の写真を撮る前に許可を取る必要があったようです。
宗教上・文化上のタブー
宗教や文化、または政治的な理由でタブーとなるものも少なくありません。
- 仏教:女性は仏教僧に触れない
- イスラム教:公共の場所での飲酒はよくない
- 中国:軍や市役所などの公共施設の撮影はスパイと見なされるケースも
私はイスラエルに入国する際に、長袖の羽織ものを腰に巻いていたところ、2人の兵士が機関銃を私に向け「オープン スローリー」と言ってきました。
腰に巻いている長袖の下に爆弾が入っている恐れがあるからとのこと。日本では、そんな発想にならないですよね。
電圧とプラグをチェック
コンセントのプラグには、実は国ごとに違いがあり、大きく8つに分類することができます。
- 日本のプラグタイプ:Aタイプ
- 日本の電圧:100V
これが日本の標準規格。
プラグタイプが違う国に注意
プラグが合わないと、パソコン、スマホ、タブレット、モバイルWi-Fiなど、あらゆる電子機器の充電ができなくなり悲惨です。
例えば、日本人のツーリストも多い
- アメリカ
- 韓国
- 中国
- 台湾
- タイ
- ベトナム
などは、日本と同じプラグが使われているので、気にする必要はありません。
しかし、意外とAタイプが使えない国も多いので、旅行前に必ずチェックが必要。
私はインドネシアに行った時に日本のプラグが使えず、現地で半日プラグを探し求めて時間が無駄になりました。
最悪現地で買えますが、貴重な旅行の時間がつぶれてしまうため、事前に用意しておきましょう。
電圧は違うので変圧器は必要
プラグタイプが同じでも、電圧はまた別の話。
日本は世界的に見ても電圧が弱い国なので、日本仕様の家電を使うと壊れます。
私はガラケー時代にタイで携帯電話を充電していたら、電話の下の方が溶けました。
溶けただけで済んでよかったです。火事になってたら最悪でした。
現在のスマホやパソコンなどは全世界で充電できるものが多いですが、電動歯ブラシや髭剃り、ドライヤーなどは使えないものも。
その家電を海外対応のものに買い替えるか、変圧器を持っていく必要があります。
ネット環境をチェック
個人的には、ここが一番重要。
日本のドコモやソフトバンクなどの回線は、海外では当然使えません。
ネット環境がないとどうなる?
ネットがなくても、現地のホテルやカフェでWi-Fiを借りることは可能。
しかし、
- 移動中に地図を見る
- 外出中に翻訳アプリを使う
- 現地の友人と待ち合わせをする
これらは、常にネット環境にないとできないことです。
また、コロナ以降はデパートに入るたびにスマホでQRコードを読み取ってチェックインしなければいけない国があるなど、もはやネットがないと海外旅行は難しいと言えます。
ネット環境を維持するには?
海外でも、日本と同じようにスマホを操作する方法は以下の2つ。
- スマホにその国のSIMを差し込む
- 海外用のモバイルWi-Fiを携帯する
SIMカードに関しては、現地で購入することも可能ですが、外国での手続きが不安、時間がもったいないと感じる人は、日本で買っておくのもありです。
海外用のモバイルWi-Fiは、様々な会社がサービスを提供していますが、どこの国でも安定して使える人気のものは以下の2つ。
海外旅行の前にチェックする5つの項目まとめ
海外旅行によく行く私が旅行前に徹底している5つのチェックリスト。
- ビザ(査証)の要不要
- 現地の祝祭日
- 現地のタブー
- 電圧とプラグ
- ネット環境
すぐにできることですが、忘れたら結構後悔します。
できれば旅行の予定を立てる前に、全てを確認しておきましょう。
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