ブログの初心者でも、設置するだけで簡単に収益が得られるグーグルアドセンス。
アドセンスで使われる用語を理解し、それを元に設置の方法を変えたりするだけで、その収益が簡単にアップしたりします。
しかし、専門的なカタカナやアルファベットが使われているため、そもそも用語がよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
このページでは、アドセンスで使用される用語を簡単にまとめています。
主なアドセンス用語 | 簡単な意味 | 平均目安 |
ページビュー | 広告を掲載したページが見られた数 | ー |
表示回数 | 広告が表示された回数 | ー |
クリック数 | 広告がクリックされた数 | ー |
クリック率(CTR) | 広告がクリックされた割合 | 1% |
ページCTR | 広告をクリックしてくれた人の割合 | 2% |
クリック単価(CPC) | ワンクリックあたりの広告単価 | 30円 |
インプレッション収益 | 広告の表示回数1000回当たりの見積もり収益額 | 200円 |
ページRPM | 1000PV当たりの見積もり収益額 | 300円 |
アクティブビュー視認可能率 | 表示された広告のうち、読者が実際に見た広告の割合 | 50% |
一言でいうとこんな感じ。
それぞれの用語の詳しい見方や使い方などを順番に見ていきましょう。
ページビューとは?
ページビューとは、広告が貼られているページが開かれた数のこと。
広告を掲載しているページが1ページ見られたら、ページビュー数は1とカウントされます。
そのページに広告を3つ設置しようが5つ設置しようが、ページビュー数は1です。
アドセンスヘルプによるページビューの解説
ページ ビューは、Google 広告を掲載しているページが表示されるたびにレポートでカウントされます。1 ページに表示される広告の数とは関係なく、ページの表示回数として 1 回がカウントされます。
AdSenseヘルプ ページ ビュー
⇒https://support.google.com/adsense/answer/191124
ページビューの使い方・見方
ページビューが多ければ多いほど、広告がよく見られているということ。
サイト自体のPV数(ページビュー数)に比例して多くなるため、多い方がいいですが、アナリティクスで見るPV数とは数値が大きく異なります。
アナリティクスにおけるPV数では、広告の有無に関係なく全ての閲覧数をカウントします。
しかしアドセンスのページビューでは、広告が貼られていない、表示されないページはカウントされません。
表示回数とは?
表示回数とは、広告が表示された回数を表します。
広告1つが表示されたら1とカウントされます。
3つの広告が貼ってあるページが下まで読まれたら、表示回数は3です。
例えば、広告が3つ貼ってあるページであっても、読者が最後の広告が表示される前に離脱した場合は2となります。
アドセンスヘルプによる表示回数の解説
表示回数は、実際に広告がユーザーのデバイスにダウンロードが開始された広告リクエストごとにカウントされます。コンテンツ広告の場合は広告が読み込まれた広告ユニットの数、検索広告の場合は広告が読み込まれた検索語句の数に相当します。
AdSenseヘルプ 表示回数
⇒https://support.google.com/adsense/answer/6157410
表示回数の使い方・見方
これらのことから、表示回数とページビューには明確に違いがあり、通常は表示回数がページビューを大幅に上回ります。
逆に、広告をいくつも貼っているのに表示回数とページビューの値の差があまりない場合は、最後まで読まれない記事が多いと考えられます。
クリック数とは?
読者が実際に広告をクリックした数を表します。
当然、クリック数が多ければ多いほど、アドセンスの収益が高くなります。
クリック率(CTR)とは?
CTRとは「Click Through Rate」の略になり、表示回数に対してどれだけクリックされたかの割合を示します。
クリック率 = クリック数 ÷ 表示回数
設置する広告の数が多くなればなるほど、この数値が低くなります。
例えば、広告が確実にクリックされると仮定した場合のクリック率は以下の通り。
- 1ページに2つの広告を設置 ⇒ 1 ÷ 2 = 50%
- 1ページに4つの広告を設置 ⇒ 1 ÷ 4 = 25%
広告をいくつ設置しようが、普通に考えて1人の読者はワンクリックしかしません。
そのため、広告の量が多くなればなるほどクリック率(CTR)は下がります。
平均目安と言われているのは1%~2%。
つまり、100回表示されたら1回~2回クリックされるのが平均ということですね。
アドセンスヘルプによるクリック率(CTR)の解説
クリック率(CTR)は、表示された広告のうち、ユーザーが実際にクリックした割合です。
AdSenseヘルプ クリック率(CTR)
⇒https://support.google.com/adsense/answer/6157482
クリック率(CTR)の使い方・見方
この値が小さい場合、真っ先に疑うべきは、広告を無駄に載せすぎているという点。
広告を減らせば必然的にクリック率が高くなります。
クリック率が収益に影響することもあるので、広告を減らすだけで報酬が上がることも。
ページCTRとは?
ページCTRとは、広告を載せているページを見た読者のうち、実際にクリックしてくれた人の割合を示す数値です。
ページ CTR = クリック数 ÷ ページビュー
例えば、
- ページビュー1000、クリック10回 ⇒ 10 ÷ 1000 = ページCTRは1%
- ページビュー1000、クリック2回 ⇒ 2 ÷ 1000 = ページCTRは0.2%
こんな感じですね。
サイトの種類によって異なりますが、ページCTRの平均目安と言われているのは、2%前後。
50人が1ページずつ見たら、誰か1人がクリックしてくれるということですね。
アドセンスヘルプによるページ CTR解説
ページのクリック率(CTR)は、広告のクリック数をページビュー数で割った値です。
AdSenseヘルプ ページ CTR
⇒https://support.google.com/adsense/answer/112026
ページCTRの使い方・見方
上述したクリック率(CTR)と、このページCTRは全く違うもの。
クリックしてくれる人の割合を知りたいのであれば、こっちのページCTRを見るべきです。
クリック単価(CPC)とは?
CPCは「Cost Per Click」の略になり、広告が1回クリックされた時に発生する金額を指します。
収益額 ÷ クリック数 = クリック単価
- 収益額250円 ÷ クリック数10 = CPC 25円
- 収益額1250円 ÷ クリック数50 = CPC 25円
- 収益額500円 ÷ クリック数10 = CPC 50円
これは単純ですね。
同じクリック数でも、CPCが高いほど報酬が増えます。
また、おなじCPCでもクリック数が多いほどトータル報酬が増えます。
逆に、クリック単価が30円で100クリックあった場合は、収益額が3000円という計算も可能。
アドセンスヘルプによるクリック単価(CPC)の解説
クリック単価(CPC)は、ユーザーの 1 回の広告クリックから得られる収益額です。広告のクリック単価は広告主が決定し、宣伝内容に応じて競合広告より高いクリック単価が支払われる場合もあります。
AdSenseヘルプ クリック単価(CPC)
⇒https://support.google.com/adsense/answer/32725
クリック単価(CPC)の使い方・見方
クリック単価の平均は30円程度だと言われることが多いですが、広告主によって広告単価が大きく異なるため、一概には言えません。
CPCを上げるためには、広告単価の高いジャンルの記事を書くのが手っ取り早いです。
インプレッション収益(RPM)とは?
RPMは「Revenue Per Mille」の略で、広告が1000回表示されたら、大体これくらいの報酬が発生しますということがわかります。
インプレッション収益 =(見積もり収益額 ÷ 広告表示回数)× 1000
- 見積もり収益額30円、表示回数300回 ⇒ (30 ÷ 300)× 1000 = (RPM)は100円
アドセンスヘルプによるインプレッション収益(RPM)の解説
インプレッション収益(RPM)は、表示回数 1,000 回あたりの見積もり収益額を表します。インプレッション収益は実際の収益額ではありません。見積もり収益額をページビュー数、表示回数、またはクエリ数で割り、1,000 を掛けた値です。
AdSenseヘルプ インプレッション収益(RPM)
⇒https://support.google.com/adsense/answer/190515
インプレッション収益(RPM)の使い方・見方
この数値が高いほど、サイトの収益構造がより効率的だということになります。
平均は200~300円ほどだと言われていますが、ジャンルによっては平均以下になることも多いです。
ただし、極端に低い場合は広告の設置方法などに問題があるのかもしれません。
コンテンツと広告の境目の区別がつきにくいなどする場合は、もう一度設置方法を考えてみましょう。
ページRPMとは?
広告が貼られているページが1000回表示されたときの収益の目安。
この値では、1000PVでいくらくらい稼ぐことができるかということがわかります。
ページRPM =(見積もり収益額 ÷ページビュー)× 1000
- 見積もり収益額50円、ページビュー100 ⇒ (50 ÷ 100)× 1000 = ページRPMは500
- 見積もり収益額50円、ページビュー1000 ⇒(50 ÷ 1000)× 1000= ページRPMは50
アドセンスヘルプによるページRPMの解説
ページのインプレッション収益(RPM)は、見積もり収益額をページ ビュー数で割り、1,000 を掛けた値です。
AdSenseヘルプ ページのインプレッション収益
⇒https://support.google.com/adsense/answer/112030
ページRPMの使い方・見方
平均は300円ほどだと言われています。
簡単に言うと、1000PVで300円ということになるので、
- 1万PVになったら収益3000円
- 10万PVになったら収益3万円
- 50万PVになったら収益15万円
こう考えることができます。
アクティブビュー視認可能率とは?
設置した広告のうち、実際に読者に見られた広告の割合です。
例えば、1ページに4つの広告を設置してある場合、
- 記事を最後までスクロールして見られた ⇒ アクティブ ビューの視認可能率 100%
- 読者が半分で離脱した ⇒ アクティブ ビューの視認可能率 50%
こうなりますね。
アドセンスヘルプによるアクティブビュー視認可能率の解説
測定可能なインプレッションの総数のうち、視認可能なインプレッションの割合です。
AdSenseヘルプ アクティブ ビューの視認可能率
⇒https://support.google.com/adsense/answer/3432842
アクティブビュー視認可能率の使い方・見方
視認可能だと見なされるには、広告全体の50%以上が1秒以上見られなければなりません。
広告の前後にコンテンツを持ってくることで、広告の50%以上が画面上に写りこんでいればカウントされやすいです。
特に、見られることによって報酬が入る種類の広告においては、この視認可能率は非常に重要です。
アドセンス用語まとめ
最後にもう一度、一覧表を載せておきます。
主なアドセンス用語 | 簡単な意味 | 平均目安 |
ページビュー | 広告を掲載したページが見られた数 | ー |
表示回数 | 広告が表示された回数 | ー |
クリック数 | 広告がクリックされた数 | ー |
クリック率(CTR) | 広告がクリックされた割合 | 1% |
ページCTR | 広告をクリックしてくれた人の割合 | 2% |
クリック単価(CPC) | ワンクリックあたりの広告単価 | 30円 |
インプレッション収益 | 広告の表示回数1000回当たりの見積もり収益額 | 200円 |
ページRPM | 1000PV当たりの見積もり収益額 | 300円 |
アクティブビュー視認可能率 | 表示された広告のうち、読者が実際に見た広告の割合 | 50% |
RPMとかCPCとか、私も昔はごっちゃになって何が何だかわかりませんでした。
しかし、毎日収入と向き合っていれば、そのうち頭に定着するはず。
アドセンスで稼いでいきたい人の基本になるので、少しずつ覚えていきましょう。
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